MOL PHONEのにっき!!

ゲームと雑談の日記

「オブザーバーシステムリダックス」 声優以外は間違いなく良作!

今週のお題「SFといえば」




このブログで初の投稿 ドキドキ

最近、PS PLUSのコースをアップグレードしたんですが、何となく気になっていた

【オブザーバーシステムリダックス】

こちらに手を出してみました!

こちらのゲームは「>observer_」というSTEAM用に作られたゲームに追加エピソードを加えてリマスターした作品です。




カイロン社という大企業が牛耳る近未来のポーランドが舞台で、秘密警察に所属する主人公の「ダニエル・ラザルスキ」が失踪中の息子からの通信を受け取ったことをきっかけにスラム街のマンションに潜入し証拠を探していきます。

主人公はインプラントを埋め込んでいるため、電子ビジョン・生体ビジョン・暗視ビジョンの3種類のビジョンを切り替えて普通の人間が見えない証拠をどんどん見つけられます。

このビジョンの切り替えや、サーチする画面が「メトロイド・プライム」シリーズにかなりソックリなので、メトロイドファンとしてはプレイしやすかったです。




世界感こそSFですが、市民ランクC(最下級?)の人間ばかりが住んでいるマンションは近未来的な機械やホログラムが各所にあるのとは対比的に壁はボロボロで、トイレは壊され落書きだらけ。いたるところに薬物や事件の匂いが漂っていて、かなり怪しい雰囲気。

また、オブザーバーは手がかりを得るために相手とコードで体を繋ぎ、精神にダイブする特殊な能力も所持しているのですが、(攻殻機動隊の電脳みたいですね)

マトモじゃない人間やハテは死体にまでダイブするので見える世界もかなりヤバイ( ゚Д゚)

グロテスクなものが転がっていたり、物の配置が突然変わったり、ありえないものがありえない場所にあったりとひたすら気味が悪いです( ゚Д゚)

作中では無限に続く廊下など明確なオマージュもありますが、全体的に「P.T.」や「サイコブレイク」を遊んだことがある人には分かる演出がてんこ盛り。







相手の脳にダイブする行為は相手と同化のリスクのある危険な行為のため、薬を飲まないとどんどん風景が乱れていくし、現実と夢の世界があいまいになっていくような描写は物凄く不安になります(;'∀')

ここら辺は90年代のSFアニメ「シリアルエクスペリメンツレイン」を彷彿したなぁ…




本編はそれ程ボリュームは無いですが、広く入り組んだマンションは探索要素もたっぷりで、最後の最後まで先のストーリーの予想できない濃い内容でした。







クソゲーと噂されているけど

マイナーな柄元のゲームの評判は良かったらしいのに、一転してこちらは低評価。

どうやら、サブキャラクターの吹き替えにVtuberファミ通社員、実況者などアマチュアの人を多数起用したことが原因のようですね。

スラム街のアパートが舞台なので、ちょい役ならこれはこれで味がある…とうまくごまかせるキャラクターもいますが、ストーリーの根幹にかかわってくるようなキャラがひたすら棒読みだったり、全く役にあっていない声の人が出てきたりするので、ちょっとやっていてしんどい部分はありました。

ただ、ローカライズ会社の問題であってゲーム自体は十分良作といえる内容でしたけどね!




そのせいで購入者が少なかったり、脱落者が出ているのなら残念…

行き詰った時、ググっても攻略情報が少なかったから、炎上騒動のせいでホントに日本で人気出なかったんだなーって思った。